日常に潜む少子化が進む要因について思うこと

思考
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日本の大きな課題である進む少子化、後の人口減少。

最近では”異次元の少子化対策”が進められていますが、その内容についてネット上では疑問の声も上がっているようですね。

金銭面や環境に対する不安などが少子化が進む主な要因である一方、個人の人生の選択肢が増えたという点はある意味メリットでもあり、時代の変化を感じます。

政府の対策により金銭面での不安が減り、環境が改善されれば問題が解決する可能性があるのかもしれませんが、個人的に主な要因はそれだけではなく日常にも潜んでいると思います。

・ネット上で見かける子育ての大変さ、旦那さんへの不満

まず、要因の一つとして感じたのが「家族を持つことへのネガティブなイメージ」が先行していること。

結婚、出産、育児など誰にでも初めは未知で不安だからこそ経験者の情報が必要不可欠。

すぐ情報を得られる現代では良くも悪くも簡単に情報の影響を受けやすい。

ネガティブな情報ばかりを見た若者が結婚、家族を持つことをあえて選択するだろうか。

日常にあるちょっとしたポジティプな出来事は経験者から発信されるからこそリアルで重みがあり、他者の意識を変えられる可能性があるのではないかと思うのです。

家事育児はなぜか女性が行うという雰囲気、男性の家庭への意識の低さが根付いている日本では適度な手抜きもできず、不満が溜まるのも当然なのかもしれない。

でも、最近では妻が夫のグチを発信するのは許されるのに対し、夫が妻の愚痴を言うと非難されてしまう現状も問題視されている。

確かにそれは不公平であり、結局、家庭内の問題は家庭内で話し合うのが一番なのではないだろうか。

(夫が「世の中の夫や子育てに対するグチは見かけるが、ペットに対するグチは見かけない」と的確なことを言っていた。確かに!)

・「結婚の次は子供ね」という同調圧力

これは私が実際にどこの誰かも知らない初対面の方に言われたセリフ。

20代に入ると「良い人はいないの?」、30代に近づくと「まだ結婚しないの?」なども言われたことのない女性はいないのではないか、というくらい地方では当たり前に交わされる会話である。

言っている本人に悪意は無く、口から勝手に出てしまうようなのだが、もし相手に何らかの事情があった場合、謝って済む問題ではない。

言う側のモラルのない発言自体に問題があり、さらに自分の基準に相手を当てはめ相手が求めていない行動はただの”悪いお節介”である。

会社でも同様で、言って良いことと悪いことがあり、相手がどう受け取るか発言する前に考えるべきで、そもそも、他人のプライベートな部分にむやみに触れてはならない。

悪い例を見ると若者は「こうなりたくない」と思い、言った本人が気付かぬうちに距離を置かれ地方を離れて行ってしまうのである。

・社会が不寛容だという論点ずらし

日本は他国と比べ子育て世代に不寛容(例えばベビーカーにぶつかってきたりだとか)という意見もある。

女性や子供を(無意識に?)選んで攻撃をしてくる人がいるのも事実かもしれませんが、では、100人中100人全員が攻撃的かつ他人に対して不寛容なのだろうか。

私が今まで訪れた旅行先では年齢・性別に関わらず、ちょっとしたことでも「ありがとう」などとお互い声を掛け合っている場面があり、また、歩道が広く整備されていた国もありました。

それが成り立つのは年齢や性別、子供いる・いないなどに関わらず相手を先入観で判断しない、助けが必要と思われる人に手を差し伸べる”普通”が存在するから。

「セクハラ、パワハラをするのは中年男性だ!」のように、「子供のいる(いない)家庭は〇〇だ!」と個人ではなく、集団として一括りにしてしまうと国民同士での分断が進み、共存どころか人離れに繋がりますます相手を受け入れられなくなってしまう。

そうなってしまう前に個人に悪意があるのか、社会全体の物理的変化が必要なのか切り分けて考えるべきなのではないだろうか。

さいごに

自身の時間、体力を削り命を産み育てることは大変なことで、「子供を育てたことのない人には分からない」と言われればその通りかもしれません。

だからこそ経験者の情報には価値があり、社会(保育園、教育など)、家庭の問題なのか分け適切に課題を発信した方がより今後の役に立つのではないかと思います。

物価上昇、増税など目に見える問題があるのも事実ですが、個人的には国民同士での足の引っ張り合い、変化しない根深い意識にも問題があるようにも見えます。

海外旅行先から日本に帰国するたび、大人の私ですら、「生きづらい・・」と再認識し、「他者との関わりを減らしたい」と思うので、年齢・性別・未婚・既婚・子供の有無に関わらず、個人として生きづらい国なのでしょう。

そんな中でも時代の変化で進学や就職、結婚する・しないなどの人生の選択肢が増えたことは人間個人にとっては良いことでもある。

それでも現状を変えたいのであれば政治家にもっと国民の日常に目を向けてもらいたいものですね。

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