国際女性デーの昨日(3/8)、駅前では「国際女性デー」の旗を掲げ演説している女性を見かけました。
自宅では夫が見つけた記事の内容に衝撃を受けました。
ある経済誌による「女性の働きやすさランキング」、日本の順位は主要29ヵ国中ワースト2位という結果。
男女差の少ないと言われるヨーロッパと比較し議員や管理職に就く(就ける)女性の人数も少ないのが現状。
日本を一つの工場(会社)と捉えると稼働しているのは半分(男性)のみで、残りの約半分(女性)は稼働していない、もしくは活用されていないことになる。
人的資本を上手く活用できていない現状で「先進国」と言われることに少し疑問を抱きました。
先進国とは、高度な工業化や経済発展を達成し、工業力や科学技術力で他国より先行しており、生活・健康・教育・インフラ整備・人権保障などの水準が高く、政治的に自由で安定している国家のこと。
引用先:ウィキペディア
先人達の知識・功績により工業力、科学技術力が高く、インフラも整い生活もしやすい国。
そして清潔、治安の良さは海外からの評価が高いのも事実。
ただ、教育の質や人権などの点では地域差、男女差を感じることもまだまだ多いのではないでしょうか。
現代人の何かを犠牲にした努力の上で成り立つ技術力がどんなに高かったとしても男女関係なく人間の可能性を活かそうとしない、受け入れない体制の国を「先進国」と言えるのか。
表面的(経済的)には成長していても内情はそれに追い付いていない。
経済の面から”日本は先進国からいずれ脱落するのではないか”という記事を見かけることもありますが、個人的には経済よりも本来の人間らしい生き方を認めていないことの方が問題なのではないかと感じています。
人には得意不得意があり、外見や性別ではなくその人の能力で判断すれば出来ることの範囲がもっと広まるのではないでしょうか。
働きやすいとはどのような環境か、自分の能力をどう活かせるかについてあらためて考えさせられた日になりました。
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