真っ赤なボディーに稲妻のマークが印象的な映画「カーズ」の主人公マックィーン。
ピクサー作品の中でも大好きな作品、キャラクターです。車たちの世界観がまるでリアルな人間社会のようで興味深い作品でした。
「カーズ」 を見終わって頭にふと浮かんだ感想が本日のタイトル。
自分の人生は自分でどうしたいか考え、決断する勇気をもらえます。
大人から子供まで楽しめる「カーズ」
ピクサーの長編映画の1つ「カーズ」。個性豊かで可愛らしい車たちが登場人物(車!?)なので子供向けなのかと思っていましたが、見終わった後、一人の人間の人生においての成長を見ているかのような親近感を抱きました。
※本編の内容を含みますm(_ _)m※
「カーズ」(1作品目)
1作品目では、レースでの勝ちにこだわり、才能あるルーキーとして登場。
1人でも勝てる強さがあると思っていたマックィーンは次のレース会場への移動中、とある田舎町に迷い込みそこで個性豊かな車たちに出会います。その中にはのちにマックィーンの師となる伝説のレーサー、ハドソン・ホーネット(通称:ドック)の姿も。
仲間たちと触れ合うことで絆を深め、1人で全てこなすより仲間たちと協力し合うことの大切さを知り、実力だけでなく内面も成長していくマックィーン。
最後の場面ではドックとのコンビ力を見せ見事優勝を勝ち取ります。
何回見ても感動の涙が出てきます(/ _ ; )
「カーズ/クロスロード」(3作品目)
自身の才能・実力、仲間たちの支えもありレースで連勝、ベテランレーサーとなった姿から物語はスタート。
最新の技術を搭載した新世代レーサーたちが増え、以前のような結果を得られずにいました。そんなマックィーンのもとに現れたのがトレーナーのクルーズ。実は彼女にはマックィーンに憧れレーサーを目指すも諦めてしまった過去が・・
ラストではマックィーンの引退がかかったレース中、自身のナンバー95をルイーズに託し、彼女をレーサーとして途中からレースに出場させたのでした。
大人になってもアニメから学ぶことはある
現実と向き合い決断したマックィーン
映画の内容自体ももちろん素晴らしいのですが、マックィーンが新世代を見て葛藤している姿が現代社会を生きる者の姿と重なり、マックィーンが次世代に引き継いだ決断に感動しました。
もしこれが世の中、会社であったとしたならば・・私にはマックィーンが理想の上司像に見えたのです。
3作品目のラストでマックィーンが自身のナンバーをクルーズに引き継ぎ、彼自身はレーサーとしてだけではなく、かつての師匠であったドックのようにコーチとしてクルーズを支えることを選択。
人生の次のステージへと進み、クルーズの才能に気づき機会を与えた。
まるで人生のような話
経験、地位、名誉あるものが次世代の可能性を信じ繋いでいく。
アニメと現実との差があるのは十分承知、でも、もしこれが現代社会でも起こったとしたらどうでしょうか。よくある年功序列のそれとはと少し違うように感じました。(※会社によって違いがあると思いますが、私が経験、勤務していた会社は古き良きに従う社風だったため)
年齢を重ねてただ人が入れ替わるシステムより、人の才能とか個性などその人自身をシンプルに判断することも大切なのではないかと思います。
もしもマックイーンが上司だったならば…と、つい妄想してしまいました。
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